示談交渉の注意点

示談交渉では、争点となる問題のほとんどが金銭に関わる話です。細かな金額の調整で、被害者と加害者ともに納得のできる折り合いのつく金額を互いに探ります。保険会社は専門知識をもって交渉してくるので、専門用語ばかりで話の内容が非常に難しい場合があります。

示談交渉では、相手の言いたいことを理解したという意味で使った「分かった」という一言が、内容を了承したと取られてしまうこともあります。書面を交わさず口頭での話だからと言っても通用せず、口約束のような形ででも、成立したとみなされる場合があります。示談は、一度成立してしまうと、その後やり直しができないので、発言は非常に慎重に行う必要があります。

また、示談交渉で被害者の多くが直面する問題が、加害者側の保険会社が提示してきた示談金額が妥当な額なのかどうか判断がつかないという点です。こういった問題は、自分が契約している保険会社からのアドバイスや、弁護士のアドバイスを仰ぐと良いでしょう。というのも、示談金にも関係している慰謝料の請求ですが、慰謝料の算出には、3種類の基準があり、どの基準で算出するかによって、金額が大幅に変わることがあるからです。いずれにせよ交通事故の示談交渉は、個人で解決するのは難しいので、専門家の意見を聞くことが大切です。